ゲームデザイン論
TVゲームのデザインっていったいなんだろうか?
GBAのファミコンミニ「スーパーマリオブラザーズ」にハマり中。
でもまだ、クリア出来ない。(ファミコン時代にはクリアしたさ。)
world 5に苦戦中。(ワープなんぞ卑劣な手は使わん。)
でもやっぱりおもしろいわ。改めてやってみると子供の頃には気が付かなかったこのゲームの「デザイン」の凄さに感動する。
ところで、「デザイン」ってどういうことだろうか。
「デザインする」って言うことは表面上の形や色を考えて、カッコ良くしたり、かわいくしたり、きれいに見せたりすること、と思っている人が多いんじゃないだろうか。
もちろんそれもあるけど他にも重要なことがあると思うのだ。それは
<機能性>や<生産性>。
これらのことをしっかり設計した上で、それを表現した外観をつくるという "ものづくり"のことが「デザイン」だと私は考えている。
平たく言えば、使う人の
使い勝手を考えて、さらに作り手(工場とか)の
作りやすさやコストや流通を考えた上で、
それに見合った外見を考えるっていうのが「デザインする」っていうことじゃないだろうか。
そして、大事なのは「デザイン」されたものには
必ず使う人がいるということ。
使う人のことを考えた「ものづくり」が「デザイン」だと思っている。
最近では「デザイン」されたものをとりまく周りの環境までもデザインの対象となっているようだ。(これについてはまた別の機会に。)
ゲームにおける「デザイン」とは、見た目のグラフィックもそうだけれど、
プレイヤーをおもしろがらせようとする為の「ルール」や「しかけ」こそがゲームデザインの本質ではないだろうか と思う。
ファッションも車も広告も建物もテレビ番組も、もちろんゲームだってすべて「デザイン」されたもの。
だけど、ファッションや広告やほかのいろんなものは「デザイン」に脚光を浴びるけど、ゲームのデザインっていまいち認知が低いというかあんまり凄いものとして考えられていない気がする。
最近、
グッドデザイン賞にゲームソフトも対象になったけど、一般的な認知はまだまだだと思うのだ。
私はゲームデザイナーでもなければゲームに関わる仕事に就いているわけでもない、ただのゲーム好きな一般人ですが、ものづくりに携わるものとして、TVゲームのデザインについて思ったことを取り上げていこうと思う。